いろいろな咬み合わせの子どもたちが相談に来ます。
歯並びが悪い子どもには共通点があります。よくない咬み合わせの事を「不正咬合(ふせいこうごう)」「
子供の元気な毎日のために当医院は、子供の歯並びに関する相談が多く寄せられます。よくない咬み合わせには思いがけない原因があります。それは、タイトルにある「口呼吸」です。鼻がよくつまったり、口がポカンと開いていたり、姿勢が前かがみになったりしている子供の多くは、口で呼吸をしています。寝ている時にいびきや寝汗をかいている事もあります。いい睡眠がとれていないために、朝から疲れている様子の子供もいます。
ここでは歯並びと口呼吸の関係や健康への影響をまとめています。
子供の元気な毎日の為に、一緒に考えてみませんか?
歯が並びきれず重なって凸凹に生えるなど、生え方が不ぞろいの状態。いわゆる乱ぐい歯や八重歯。歯の大きさに対してあこが小さいために起こる。
上の前歯や上あごが前へ出ている状態。または、下あごが上あごに比べて極端に後ろへ引っ込んでいる状態。別名出っ歯。
上下の歯を咬み合わせると奥歯はきちんと咬み合うのに前歯が咬み合わず、すき間ができる状態。前歯でものが噛み切れない。
下の前歯や下あごが前に出ている状態。受け口ともいう。上下の前歯数本が逆に咬み合っている。
いろいろな咬み合わせの子どもたちが相談に来ます。
歯並びが悪い子どもには共通点があります。よくない咬み合わせの事を「不正咬合(ふせいこうごう)」「
お子さまにこんな様子はありませんか?
子どものクセや状態をチェックしてみましょう。
2つ以上当てはまれば「口呼吸」かもしれません。
口の中が乾いて唾液の作用が下がり虫歯・歯周病・口臭などの原因になります。
又、風邪をひきやすく咽頭炎や扁桃線炎にかかりやすくなります。
口呼吸をする時は気づかずに舌の位置を低くしたり前に出したりします。
舌の位置が悪いため歯並びを悪くしたり、はっきり発音出来なかったりします。
体質的なものもあるかもしれませんが、子どものうちは扁桃腺が腫れやすく気道が狭くなりがちです。
気道が狭くなったり鼻がつまったりすると鼻から呼吸ができないため、口で呼吸をするようになります。
上顎の骨が狭くなり(口蓋が狭い)ます。そのため歯が並ぶスペースが足りず「叢生」・「反対咬合」・「上顎前突」などになります。
口蓋が上顎の天井と考え、天井には鼻腔(鼻の穴の奥)があるため、口蓋が狭いと鼻腔も狭くなり、鼻呼吸が充分できません。
不正咬合(ふせいこうごう)
上あごの骨の拡大には、
起きているときも寝ているときも、一日中つけたままなので、
装着した直後は「しゃべりづらい」「食べたり、
この装置では、
しかし、力が大きすぎるので、歯そのものは動きません。つなぎ目が広がった部分には新しい骨が作られて、
正中口蓋縫合を拡大装置で左右に広げていく。
広がったすき間に骨ができて、上あごの天井が広がると、
スケルトンタイプの固定式拡大装置を装着します。
週に2回、保護者が中央のネジを回して、少しずつ上あごを広げます。(約2か月)
スケルトンタイプの固定式拡大装置を装着します。
週に2回、保護者が中央のネジを回して、少しずつ上あごを広げます。(約2か月)
3か月から6か月の間、広がった縫合部に骨ができるのを待ちます。同時に、ブレースを前歯に装着して、歯並びを揃えます。
▲ 逆V字型にとがった上あごが広がり歯がきれいな曲線状に並んだ
このように、あごの骨の成長期を利用して、あごを広げたり、
※治療期間・治療結果はあくまでも目安です個々のケースによって 装置の装着期間や拡大幅は異なります。