明けましておめでとうございます。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします川口市芝西にある芝西歯科医院です。
本日は子どもの“お口ポカン”は危険サイン?歯並び・咬み合わせへの影響についてをお伝えしていきます。
「うちの子、いつも口が開いている…」そんな“お口ポカン”が気になったことはありませんか?実は、子どもの口呼吸(お口で息をする習慣)は、見た目だけの問題ではなく、歯並びや噛み合わせ(咬み合わせ)にも深く関係していることが分かっています。

なぜ「口呼吸」が問題なの?
本来、人間の呼吸は鼻呼吸が基本です。
鼻で呼吸することで、空気中のほこりや細菌がフィルターされるだけでなく、舌は自然に上あごの内側(口蓋)に位置します。舌がその位置にあると、歯や顎の骨の成長を助け、きれいな歯並びを育てる力にもなります
しかし、口で呼吸する習慣が続くと…
✔ 舌が常に下がってしまう
✔ 上あごの広がりが不十分になる
✔ 唇や頬の筋肉が十分に使われなくなる
という状態が起こりやすくなります。これが歯列(歯並び)や顎の発育に影響し、将来的な噛み合わせの乱れにつながるリスクが高まるのです。
どんな影響が出るの?
✔ 不正咬合(噛み合わせのズレ)
口呼吸の習慣が続く子どもでは、以下のような不正咬合(噛み合わせの乱れ)が起こりやすいとされています:
• 出っ歯(上顎前突)
• 開咬(前歯が噛み合わない状態)
• 叢生(ガタガタの歯並び)
• 交叉咬合や深い咬み合わせ
など。これらは単に見た目の問題だけでなく、咀嚼(噛む力)や発音、顎の成長バランスにも悪影響を及ぼす可能性があります。
✔ 顎の発育や顔の骨格にも影響
舌が本来の位置になく、口周りの筋力が弱くなると、上あごが狭く・細長くなることがあります。こうした顎の骨格の変化は、歯並びだけでなく、顔立ち全体のバランスにも関わってくることが研究でも示されています。
「お口ポカン」は放っておいていい?
風邪をひいたときなど、一時的に口が開いてしまうことは誰にでもあります。ですが、
✔ 日常的に口が開いている
✔ 寝ているときに口呼吸している
✔ 鼻づまりがちで口で息をしている
こんな様子が続く場合は、習慣化した口呼吸のサインかもしれません。
早めに気づいて改善につなげることが、歯並びや噛み合わせの将来リスクを下げる第一歩です。
どう改善できるの?
まずは、ご家庭でできる観察とケアから始められます:
🔹 鼻呼吸を促すための声掛け
🔹 口周りの筋力を鍛える簡単なトレーニング(MFTなど)
🔹 鼻づまりやアレルギーが原因の場合は耳鼻科での診察
🔹 歯科での専門的な相談・診断
口呼吸が引き起こすリスクは、歯並びや噛み合わせだけにとどまりません。
睡眠の質、集中力、全身の健康にもつながることがあり、早期発見・早期対応が大切です
お子さんの「お口ポカン」は、ただの癖ではなく、歯並びや噛み合わせ、顎・顔全体の発育に関わる重要なサインである可能性があります。見た目だけでなく、将来の健康につながる大切なポイントとして、ぜひ家族で気にかけてあげてください。
気になることがあれば、専門家に相談するのも安心につながります。
小さなサインを見逃さないことが、将来の笑顔につながります。